2023年10月17日19:13
ペイトナーは、同社が提供する個人事業主・フリーランス向け資金繰り支援サービス「ペイトナーファクタリング」の審査の強化を目的に、マネーツリーが提供する金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」と連携し、サービス利用に必要な審査の仕組みについての特許を出願完了したと発表した。同社は今回の連携や特許の出願を通じて、「ペイトナーファクタリング」のさらなるユーザビリティ向上に向けた開発を進める。
ペイトナーは、申請から最短10分で着金可能な請求書前払いサービス「ペイトナー ファクタリング」を提供している。2019年のサービス開始以来、累計申込件数は10万件を突破し、フリーランスを中心に資金繰りの早期改善をサポートしてきたそうだ。
資金繰りを早期改善する資金調達方法として「ペイトナー ファクタリング」の利用ニーズは高まっており、申し込み件数は増加しているという。ニーズの高まりに伴い、審査の高度化が必要である一方、利用申請時に利用者が提供すべき情報を増やすことで、負担が大きくなり利便性が低下することが審査における課題だった。
マネーツリーの金融データプラットフォーム「Moneytree LINK」は、45億の取引データと2,200万の口座情報の取り扱いがあり、金融データの活用とAPI連携によって業務プロセスの効率化、新たなビジネスモデルの構築を可能にすることでビジネスのイノベーションと競争力強化をサポートしているそうだ。
今回、「ペイトナー ファクタリング」の審査の高度化と、申請時の負担軽減を目的に「Moneytree LINK」との連携を行った。同連携により、利用者が持つ金融機関の口座の履歴情報を連携させることで、「ペイトナー ファクタリング」の利用申請時にユーザーが画像ファイルなどの証憑を提出する負担をなくし、審査に必要な情報を充実させることが可能となる。これにより、ユーザーの負担を増やすことなく審査の高度化が可能になるという。
なお、「ペイトナーファクタリング」の審査モデルの強化と、利用申請時の負担軽減、更なるユーザビリティ向上を実現するため、「Moneytree LINK」との連携による一連の審査の仕組みに関する特許出願を完了した。