2024年1月23日21:04
マネックス証券は、AI技術を用いてチーフ・外国株コンサルタント岡元兵八郎氏のアバター「AIハッチ」を生成し、「AIハッチ」が出演する動画の配信を開始した。
同企画は、マネックス証券のオウンドメディア「マネクリ」に掲載している岡元氏本人が執筆した記事を「AIハッチ」を用いて動画化することにより実現したという。なお、実在する人のアバターを使ってレポートが動画化されるのは、証券業界初となるそうだ。
マネックス証券では最新テクノロジーを活用して顧客に革新的なサービスを提供することを目指し、2023年7月にAIサービス推進室を新設した。
昨今、個人投資家の投資情報収集先としてYouTubeを中心とした動画コンテンツへの関心が高まり、マネックス証券のYouTubeチャンネル「マネックスオンデマンド」のチャンネル登録者数は10万人を突破、さらに日本株と米国株に特化した新チャンネル「マネックス証券」も開設し、登録者数を順調に伸ばしているそうだ。
一方、アナリスト陣が出演するセミナーを始めとする動画の制作は、文章コンテンツの作成に比べて膨大な時間と労力を要するため、コンテンツの量産には限界があるという。AIサービス推進室はこの課題解決に乗り出し、AI技術を用いて動画コンテンツ制作のハードルを下げることを模索する中で、AIを活用したアバター「AIハッチ」を作り、執筆レポートをセミナー形式で紹介する動画の制作に成功したという。
マネックス証券に在籍している岡元兵八郎本人のアバターを作り、執筆したレポートを口語体に変換してアバターに読ませることで、まるでオンラインセミナーを行っているかのような動画コンテンツを作り上げた。
この記事の著者
Finance News Navi編集部
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