2024年5月22日11:44
シンプレクスとサイバートラストは、DMM.com証券において、マイナンバーカードの利用による公的個人認証を活用した厳格な本人確認システムが採用されたと発表した。 DMM.com証券が提供する「DMM FX」に向けてシンプレクスが開発支援したもので、サイバートラストの「iTrust 本人確認サービス」と「iTrust 本人確認サービス eKYCライブラリ」が活用されている。同採用により、「DMM FX」での口座開設時に公的個人認証を活用した厳格な本人確認が実現し、よりスピーディーで効率的な本人確認により利用者の利便性向上を支援するという。
金融機関の口座開設時に実施が求められる顧客の本人確認業務について、DMM.com証券ではオンラインによる本人確認として犯罪収益移転防止法(以下、犯収法)に基づく券面撮影方式を導入している。犯収法施行規則の「顧客等の本人特定事項の確認方法」に関する規定により、本人確認書類の厚み確認などが必要だが、さらなる顧客満足度の向上と業務効率化を目的として、「iTrust 本人確認サービス eKYCライブラリ」を活用することでマイナンバーカードのICチップ読み取りによりオンライン完結のスピーディーで厳格な本人確認を実現したそうだ。
「DMM FX」のスマホアプリにある口座開設の機能に「iTrust 本人確認サービス eKYCライブラリ」を組み込むことで、従来の本人確認方式とマイナンバーカードのICチップ読み取り方式のいずれかを利用者が選択できるようにしている。ICチップ読み取り方式では、利用者の申請にかかる入力の手間や所要時間とDMM.com証券側の開設処理時間を短縮するなどの利便性の向上を実現しているという。
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Finance News Navi編集部
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