2024年11月8日12:25
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、七十七銀行の行内OAシステムにゼロトラストソリューションを導入した。同ソリューションの導入により、安全性と利便性を両立した業務環境を整備し、銀行ビジネスのデジタル改革推進およびセキュリティ対策の強化が可能だという。
七十七グループは今回、七十七銀行のデジタル改革を推進する上で不可欠な行内OAシステムの再構築に向けて同ソリューションを導入した。
同ソリューションは、行員が利用する端末、ネットワーク、セキュリティおよび運用サービスを提供している。
特徴として、行内OA端末として、従来のシンクライアント端末に加えて一部にセキュアFAT端末を導入した。セキュアFAT端末はネットワークへの常時接続を必要とせず、これまでに比べ快適な業務環境を提供することで業務時間の短縮を実現するという。
また、ネットワークはNTT Comの閉域サービス「Arcstar Universal One」を基盤とし、インターネットへの接続にはクラウド型のUTMとプロキシを導入することで、インターネット接続の安全性を担保する。これにより、外部サービス(SaaS)などへのセキュアなアクセスを実現するそうだ。
さらに、NTT Comが提供する総合リスクマネジメントサービス「WideAngle」により、セキュリティリスク発生時には即座に検知・隔離を行い、専門家集団による原因分析を行う。
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Finance News Navi編集部
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