デジタルポップアップストアサービスのプレ運用を開始(西鉄/日立)

2023年12月1日10:26

西日本鉄道(西鉄)と日立製作所(日立)は、デジタル技術を活用することで、企業の手軽なテナント出店をサポートし、利用者の快適な購買体験を実現するデジタルポップアップストアサービスのプレ運用を、雑貨館インキューブ天神店で2023年12月1日から2024年1月14日までの45日間、ソラリアプラザで2024年1月17日から3月31日までの75日間実施する。

デジタルポップアップストア イメージ(西鉄/日立)

具体的には、生成AIを活用し、質問に回答すると利用者に合うオススメの商品を案内してくれるAIアバターや、人感センサーと連動し、手に取った商品の詳細をサイネージにて自動で紹介可能なスマート商品棚など、複数の先進技術を活用したデジタルポップアップストアサービスを提供する。

これにより、初期投資や距離的な問題、スタッフの確保が難しいことなどを理由に、テナント出店を諦めていた企業は、常駐スタッフなしでさまざまな場所へ出店することが可能だ。

併せて、利用者に向けては多言語での商品紹介やAIアバターの接客による商品選びのサポートなど、快適で新しい購買体験を提供することができるとした。

西鉄は、2022年からDXを活用した複数の実証実験を日立と行ってきた。今回、これらの実証結果をふまえ、さらなるスタッフの省力化とデジタル技術を活用した顧客満足度の高い接客サービスを実現させる考えだ。両社では、同サービスに出店したテナントの売上や、テナント側の省力化効果、利用者の評価などをふまえ、サービス改善を行うとともに、生体認証を活用した決済の導入など、利用者・テナント双方にとって満足度の高いデジタルポップアップストアサービスを目指すという。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

※流通・コマース関係の情報を中心に記事をご紹介しております。

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