2024年2月9日19:32
ZenGroupは、このほどIATA公認貨物代理店資格を取得したと発表した。今後アメリカを中心に、同社の顧客の荷物を航空輸送する新規ルートを早期に確立するという。
同社は、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」、海外プロモーション代行サービス「ZenPromo」、越境EC対応化サービス「ZenLink」を運営している。現在、会員数は210万人を超え、これまで世界175カ国へ600万点以上の商品発送を行ってきた。
現在同社では仕入れ価格と送料において、送料の割合が年々増えている。また今後、国際送料が下がる見込みもないそうだ。より安い値段で海外の利用者に届けるために、他社の商品も一緒に輸出を行うフォワーディング業務を展開し、これまでは送れなかったような商品も取り扱うなど、物流の対応力を強化することを目指している。IATA公認貨物代理店資格取得は、その第一歩となるという。
IATAより代理店資格を取得するに際して一定の審査があることから、資格を取得することは、それを満たす水準の会社であるという証明となり、ZenGroupサービス利用の顧客がより安心して利用できるようになる。また、IATA に加盟の航空会社と代理店契約を結ぶことや、各航空会社と直接、運賃交渉やスペース交渉を行い、航空運送状(AIRWAYBILL)も発行することが可能になる。
同社では今後、アメリカを中心に、同社の顧客の荷物を航空輸送する新規ルートを早期に確立するという。また、2024年夏頃に第二種利用運送許可の取得を目指す。2024年12月頃には、輸出入を行おうとする荷主から貨物を預かり、実際に貨物を輸送する船会社や航空会社などとやり取りをして、輸送の手配を行うフォワーディング事業を提供開始する予定だという。