KFC全国約1,200店舗に統合型セキュアネットワークサービスを導入(インテック)

2024年3月27日17:20

インテックは、日本KFCホールディングスが展開するケンタッキーフライドチキンの全国約1,200店舗に、ネットワークの品質向上と運用管理の一本化を実現する統合型セキュアネットワークサービスを導入したと発表した。

ネットワーク構成のイメージ(インテック)

日本KFCホールディングスは、社内業務/システムなどに利用する本社ネットワークと、店舗業務/システムなどに利用する店舗ネットワークの2系統を運用していた。本社ネットワークはクラウドとのセキュアな接続や多様な働き方に対応するため、2017年から統合型セキュアネットワークサービスを導入していた。一方で、店舗ネットワークは他社のサービスを使用していたが、設備機器の入替時期であったため通信の混雑等が発生し、ネットオーダーに影響していたという。また、2024年1月にサービス廃止となるISDN回線を使用していたバックアップ回線の、別手段への切り替えが必要だったそうだ。さらに、回線、インターネット接続サービス、ネットワーク機器で提供事業者が異なるため、障害発生時の原因究明等に時間がかかっていたという。

そこでインテックの統合型セキュアネットワークサービスを導入したが、ISDN回線を使用していた店舗ネットワークのバックアップ回線にLTEを導入することで、セキュアで高速かつ安定した通信環境を実現したという。また、統合型セキュアネットワークサービスではすべてのネットワークを監視しており、主回線である光回線とバックアップ回線であるLTEのいずれかで異常を検知した場合の復旧スピードが格段に早くなったそうだ。統合型セキュアネットワークサービスへの切り替え後は、通信の不具合に関する店舗からの問い合わせがほとんどなくなり、日本KFCホールディングスの情報システム担当部門の負担も大きく軽減したそうだ。さらに、フランチャイズオーナーにおいては、従来の店舗ネットワークでは店舗外からネットワークにアクセスすることができなかったが、店舗外からでもアクセスできるように準備を進めている。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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