台湾の外食産業向けソリューション企業であるWiXtarへ資本参加、業務提携(クオリカ)

2025年1月27日7:56

クオリカは、台湾のグローバルPOSメーカーであるPartner Tech Corporationのグループ傘下であるWiXtar Corporation(台湾台南市)との間で、2024年11月29日に資本提携契約、2025年1月7日に業務提携契約を締結した。クオリカとWiXtar社は、台湾・香港およびASEAN地域における外食産業向けITソリューション提供を中心とした協業により、海外事業のさらなる発展・拡大と外食企業の海外進出を支援していくそうだ。

台湾・香港およびASEAN地域の外食産業における店舗業務を支援し事業機会を拡大(クオリカ)

近年、ASEAN地域での経済発展に伴い、日系外食企業のASEAN地域への進出が活発化している。その一方で、現地企業が提供する店舗管理ソリューションは食材管理や勤怠管理などの要望に対応できないといった需要と供給のミスマッチが課題となっていた。

そこでクオリカは、海外の700店舗以上の業務支援サービス導入実績と、WiXtar社のプラットフォームの連携により、ASEAN地域の外食産業の課題解決およびビジネス拡大を見据えた業務提携および資本参加を実施した。

クオリカの外食産業向け店舗管理ソリューション「TastyQube Growth」は、日々の売上管理から発注・廃棄等の食材管理、従業員の勤怠管理まで、飲食店経営に必要な業務を全てカバーする外食産業専門の店舗管理システムだという。業態問わず利用可能で、各店舗の売上動向に基づいた発注による在庫最適化を支援する。

WiXtar社のSaaSサービスプラットフォーム「LaaS(LaFresh as a Service)」は、台湾・香港およびASEAN地域の5ヵ国における店舗およびPOSソリューションと標準連携が可能だ。同標準連携により複数の国の本部一元管理を実現し経営効率を促進することができるという。

両社の強みが一体化することで、日系外食企業向けにはグローバルシステムの統一化に向けた取り組みを支援し、現地外食企業向けには店舗在庫最適化の実現を目指す。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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