ネットワーク未接続の店舗端末から電子レシートを発行可能に(レシートローラー)

2025年2月6日18:04

レシートローラーは、電子レシートの発行と管理を革新する新技術に関する特許を取得したと発表した。

同特許は、インターネットに接続されていないPOSレジ等の店舗端末でも、電子レシートの発行を可能にする技術に関するものだ。同技術を用いることで、従来のオンライン環境が必要な電子レシート発行方式に依存せず、オフライン端末からでも安全かつ迅速に電子レシートを提供することが可能になるという。

通信環境を問わず、大規模店舗や大量データ処理の課題を解決する電子レシート技術(レシートローラー)

取引情報を所定のコード(例: QRコード)に変換し、消費者端末がこれを読み取ることで電子レシートを取得可能だとしている。さらに、。紙レシートを削減し、印刷コストや保管スペースの削減を実現するという。

従来の電子レシート発行技術は、POSレジなどの店舗端末が外部ネットワークと接続されていることが前提だった。しかし、ネットワーク環境が整っていない店舗では電子レシートを発行できず、紙のレシートに依存せざるを得ない状況が続いていた。

同技術では、取引情報をオフラインの端末で取得し、文字情報へ変換後、HTTPリクエストデータに基づいたコードを生成する。このコードを消費者端末が読み取ることで、インターネットを介して電子レシートが取得できる。

同社では、同特許技術を活用し、店舗端末のアップグレードが不要な電子レシート発行ソリューションの開発を進め、企業・消費者双方の利便性向上を目指す。また、環境保護の観点からも、同技術の普及に努め、持続可能なビジネス環境の実現を推進するとしている。

この記事の著者

New Retail Navi編集委員

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