2021年3月5日19:10
いなげやは、D&S ソリューションズが小売業のDX支援を目的に推進する “情報卸” のサービスとして、スーパーマーケット専用に開発した「LINE ミニアプリ」を導入すると発表した。2021年3月3日から運用をスタートし、利用者向けのデジタルサービスの充実を図る。
同社では、アフターコロナに向けて利用者によりよいサービスを提供するため、マーケティングの方法や店舗のデジタル化を一段と進められるツールを模索していたという。D&S ソリューションズが開発した「RETAILSTUDIO」は、基幹システムそのものを変更することなく、スピードをもってマーケティングサービスをスタートできるため導入したそうだ。
いなげや LINE ミニアプリ の機能は、①チラシ(特売チラシの配信掲載)、②コンテンツ (PBなどの商品紹介)、③ポイント特典(デジタル版ポイントプラスのクーポンを配信)、④ポイントカード(デジタル版ポイントカードとして利用、現在設計中)となる。
同社の会員カードである「ing・fan(アイエヌジー・ファン)カード」と連携することで、利用者一人ひとりの嗜好に合わせたクーポンの発行を行う。利用すればするほど特典が得られるロイヤリティプログラムとして運用することで、顧客によって販売価格が異なる手法「ダイナミックプライシング」を取り入れる。いなげやでは、利用者を主体とした顧客満足の向上に取り組むそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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