2021年4月28日19:00
三井住友カードとコンカーは、経費精算の完全自動化を目指す戦略的業務提携の第二弾として、コンカーの経費精算・管理クラウド「Concur Expense」へのデータ連携機能を拡充すると発表した。
コンカーと三井住友カードは2020年9月に、営業推進や協働商品の開発を軸とする戦略的業務提携を発表した。今回、同戦略的業務提携の第二弾として、Concur Expenseへのデータ連携機能を拡充する。
三井住友カードのコーポレートカードを使用して決済した時、2021年4月より①高速道路の出入り口情報(経費精算時の入力項目削減)、②ユーザーの英字氏名(海外出張時の入力項目削減)③請求日データ(請求書とカード請求情報の突合作業の効率化)、9月より①国内線の発着空港の情報、②タクシー乗降地情報(①②ともに経費精算時の入力項目削減)の情報がConcur Expenseに連携され、入力項目の削減とチェック作業の効率化を実現するという。
同拡充により、Concur Expenseとデータ連携する国内のカード会社としては最多のデータ連携項目数となるほか、9月に提供開始予定の「国内線の発着空港」「タクシー乗降地情報」のデータ連携は国内初となるそうだ。
両社では、経費利用や出張の事前申請を自動で行う「申請レス」、経費利用データの連携による「入力レス」、社内規程の範囲内かどうかを自動でチェックすることで上長や経理部門の承認をなくす「承認レス」を実現し、2022年度を目途に「経費精算業務の完全自動化」を目指すとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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