2021年8月30日7:10
明星大学経営学部(東京都日野市)は、SDGsの重要性における学生の自発的な学習を促進するために、2021年9月1日より課外活動として、ポイントプログラム「SDGsポイント」を導入すると発表した。
同大学が掲げる「明星大学教育新構想」に基づく事業として、「SDGsに関するポイントプログラムを通じた学生体験と社会訴求」を行う。責任者は、経営学部 安岡 寛道 教授が務める。
同プログラムは、SDGsに焦点を絞った、大学における自発行動型のポイントプログラムとなる。プログラムの実施を通じて、これからの社会を担う大学生にSDGsの重要性を理解してもらうとともに、その成果を日本社会に訴求し、最終的には地球環境に貢献することが目的だ。
近年、SDGsを推進する「SDGs経営」を行う企業も多くなり、コロナ禍において社会的にも認知度が上がってきた。しかしその内容を本質的に理解している人は未だ少ないのが現状であり、日本社会において大きな課題でもある。一方で、グリーン家電エコポイントやキャッシュレスポイント還元事業、マイナポイントのように、ポイントプログラムの提供を通じた取り組みが、活動の推進に好影響を与えている。
したがって、SDGsとポイントプログラムをクロスしたDX(デジタル・トランスフォーメーション)を同活動に取り入れることで、学生は楽しみながら実践し、SDGsを本質的に理解できるとしている。
経営学部が発行するSDGsポイントは商品の交換や値引きに使える「流通ポイント」ではなく、成果評価型の「行動ポイント」を想定しており、学生の自己実現を後押しするものだという。
対象は、経営学部において関連する授業でSDGsを学び、参加を希望した学生(100名超)となる。学生は、LMS(学習管理システム)上に開設する同プログラムの会員登録を行った上で、自身が挑戦したSDGsの取り組みについてLMS上に投稿する。投稿内容は経営学部の教員および代表学生による複数人で判断し、認定する(1回の認定につき、1ポイントが会員学生に付与)。
ポイントを蓄積することで、一定期間(1カ月程度)の獲得数上位者を「学業とは異なる視点の貢献者」としてLMSのコース上で表彰するほか、上位者の取り組み内容を会員学生間で共有するそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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