2021年9月30日8:00
アプリの視認性や操作性を意識し、スタンプ機能で日常的な利用を目指す
ビューカードは、2021年8月30日から、ビューカード会員向けのスマートフォンアプリ「ビューカードアプリ」の提供を開始した。サービス開始から間もないが、デザインと操作性に関しては利用者から高い評価を受けているという。アプリ開発の経緯と機能の特徴について、ビューカードの担当者に話を聞いた。
記事のポイント!
①2年前からアプリの開発に着手
②アプリの視認性で6つの点を重視
③「カード型Suicaの残高確認機能」搭載
④ビューカードスタンプラリーの機能で日常的な利用を促す
⑤セキュリティ面は二要素認証を採用
⑥サービス開始後の評価は?
⑦今後のダウンロードの目標は?
⑧JR東日本グループへの貢献も役割として見据える
アプリの視認性で6つのこだわり
複数枚のカードの合計金額を表示
ビューカードは現在、560万の会員を有する。新たに開発したビューカードアプリは、利用明細情報や利用可能額、JRE POINT残高が確認できるほか、駅のATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」の検索機能の利用、キャンペーン応募などが可能だ。ビューカード 営業本部 営業統括部 担当部長 原崇氏は「スマホを介したカードの手続きについての要求が高まっていることを受けて、2年前からアプリの開発に着手し、今回のリリースとなりました」と説明する。
同部 係長 米野井佑記氏によると、アプリの視認性でこだわった点は6つあるそうだ。1つは文字のフォントだ。LINEやInstagram、Youtubeと同程度の文字サイズにすることで、見やすさを意識した。2つめは、フォーム画面だ。「クレジットカードの利用明細で一番のニーズは自分がいくら支払うかです。ビューカードは複数枚のカードを発行できるため、支払いの合計金額をわかりやすく載せるようにしています」(米野井氏)。3つめは、速やかに動作するアプリを意識した点だ。米野井氏は「滑らかにスワイプして毎月の明細を見れる表示は気を使いました」と説明する。
4つめは、利用可能額を円グラフで表示。利用者は自身がいくら使い、利用限度額がいくらあるのかを円グラフ上で確認できる。5つめは、年間のご利用額累計に応じて、ボーナスポイントが手にできる「ビューサンクスボーナス」の達成状況を一目で把握できるようにした。6つめはアイコンで、数多に表示されるアイコンの中からより発見されやすくすることを意識している。米野井氏は「他のアプリに比べても見つけやすい色合いにしています」と話す。
「カード型Suicaの残高確認機能」を搭載
「モバイルSuica」と「えきねっと」のアプリを自動起動
ビューカードアプリの機能の特徴として、Suica機能との連携も挙げられる。Suica機能付きビューカードは一体型であるゆえに、カード更新時にSuicaの残額が残ったまま誤って破棄されるケースがあったが、ビューカードをスマートフォンをかざすと交通系ICカード残額を確認できる「カード型Suicaの残高確認機能」によって残高を使い切ってもらいやすくなる。
さらに、「モバイルSuica」と「えきねっと」のアプリを自動起動することが可能だ。これにより、ビューカードでいくら払っているかを確認したうえで、モバイルSuicaで金額をチャージしたり、えきねっとに遷移して切符を購入することが可能だ。
スタンプラリー機能を実装
日常的に利用してもらうための4つの獲得条件
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