2022年7月19日8:00
デジタルガレージ(DG)を中心とするDGグループは、このほど共同創業者 取締役 兼 専務執行役員Chief Architectの伊藤穰一氏と、web3領域の社会実装を目指し、国内外のスタートアップや戦略パートナーと連携しながら、web3領域の技術を活用したサービス開発を推進する「web3戦略設計タスクフォース」を設立した。DGは、日本のIPと次世代テクノロジーをハイブリッド化した日本発グローバルスタンダードのweb3ビジネスモデルの確立を目指すという。
Web1.0、Web2.0の時代、DGグループはインターネットの発展に伴走してきたという。日本で最初の個人ホームページの開設、カカクコムとの食べログ事業開発、そしてTwitterのジャパンエントリーの支援など、デジタル技術の進化に併せてさまざまなサービスを展開している。
DGは、web3の時代においても、Web1.0、Web2.0の時代と同様に、新たなコンテクストを創り出し、グローバルインターネットの発展を目指すそうだ。まずは、グループを横断する「web3戦略設計タスクフォース」を設立し、3領域でweb3プロジェクトを推進する。
1つめは、NFT、メタバースの企業活動におけるコンサル、プロジェクト設計の実施だ。DGグループアセットの「決済×マーケティング×投資インキュベーション×メディア」を駆使し、最新テクノロジーの社会実装を実践的に支援する。2つ目は、すでに10年以上の実績のあるOpen Network Labを通じた支援となる。伊藤氏に加え、世界を代表するweb3のエキスパートをメンターに迎える予定だ。3つめは、世界的なweb3のビジネスプレイヤーの参画による、戦略的なweb3ファンドの設計を予定している。
なお、同社では、2022年6月14日に1日にわたりさまざまなゲストが登壇した「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2022」を開催した。同カンファレンスは、DGの共伊藤氏がホストとなり、最先端のインターネット技術やその周辺で生まれるビジネスに関心のある人々を対象に開催してきた。2005年の初開催から22回目となったが、暗号資産やNFT(非代替性トークン)、DAO(分散型自立組織)、メタバースなど、さまざまなデジタル技術やビジネスアイディアが生まれる中、「web3」で何が起きているかの本質を捉え、日本の成長戦略やビジネスにどう取り入れるべきかを様々な視点から議論する場となった。