2023年9月7日7:20
ブロックチェーン技術を提供するプレイシンクと、共通ポイント「Ponta」を展開するロイヤリティ マーケティング(LM)は、両社が共同で立ち上げる新規ブロックチェーンについて、Ava Labs, Inc(本社:アメリカ)の提供するAvalancheサブネットを採用すると発表した。
プレイシンクとLMが現在取り組んでいるプロジェクトでは、2023年内を目途にLMの持つ約1億の利用者アカウントがWeb3サービスに対応可能となる。これまでに事例のない規模のWeb3プラットフォームとなり、マーケティングのほか、大規模コンテンツ上でのNFTの大量発行と配布などを予定しているが、これらをパブリックチェーンで実施しようとした場合、高額のガス代や、トランザクションスピードの低下という問題があった。
これらの問題を解決するために、プレイシンクとLMは、新規でコンソーシアムチェーンを構築し、Avalancheの高速なアーキテクチャを活用することを決定した。同チェーンは、プレイシンクとLMがバリデーターとして運用する。
Avalancheサブネットの採用理由は主に2つある。1つ目は、その世界最速クラスのファイナリティアルゴリズムだという。2つ目は、EVM(Ethereum Virtual Machine)互換のスマートコントラクトプラットフォームであり、Avalancheメインネットでは数多くのアプリケーションが稼働中であることだ。独自ブロックチェーンにAvalancheサブネットを採用することで、高速かつ多機能なサービス提供が可能となる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト