2011年5月30日19:28
ペイパルジャパンは、2011年5月30日、ドイツの市場調査会社GfKが2011年5月12日に発表した報告書において、「PayPal」はモバイル決済の中で消費者に最も信頼されているブランドであることが判明したと発表した。同調査によるとVisaやMasterCardの老舗の金融ブランドや、ノキアやアップルなどのモバイルブランドをしのぐ信頼を獲得する結果となった。
GfKの調査は9カ国(米国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ブラジル、中国、韓国)の消費者を対象に行われ、iPhone、Android、BlackberryなどのスマートフォンやNokia製携帯電話向けに供給しているPayPalモバイルアプリケーションによるリモート決済(remote payment)、そしてPayPalアプリケーションのNFC(Near Field Communication)やBump機能などに代表される近接型決済(proximity payment)に関する消費者の意識を分析した。
報告書によると消費者がPayPalを信頼する一番の理由として、「PayPalのリモートサービスに慣れ親しんでいるから」が30%の割合を占めた。次いで、「PayPalを決済処理全般のスペシャリストとして捉えている」(21%)、「信頼」(17%)という結果となった。
PayPalは2006年からモバイル分野でのサービスを提供しており、2011年度のモバイル端末による取引額は20億ドルを超える規模に成長する見込みだ。同調査では、PayPalがモバイル決済に関して業界を牽引しているという事実が認められた結果となった。