2025年3月26日10:26
電子決済サービスのトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、JR 東海リテイリング・プラス(JR-PLUS)が提供する「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」にTMN の決済端末「UT-P10」および決済ゲートウェイサービスが採用されたと発表した。
これにより、東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」のグリーン車内で購入する軽食や飲料などの支払いにクレジット、電子マネー、QR・バーコード決済が利用できるようになる。
山陽新幹線に続き新幹線車内でのキャッシュレス提供は2例目(TMN)
JR-PLUS は、2023 年に東海道新幹線のワゴン販売から、利用者自身のモバイル端末から注文できるモバイルオーダーサービスに移行するなど、快適な車内空間の提供に努めてきた。しかし、これまで使用していた決済端末の更新にあわせて、どのようなサービス拡充を行うかが課題だったという。
今回、TMN のクラウド型端末へ切り替えを行うことで、海外決済ブランドを含む多種多様なキャッシュレス決済への対応を低コストで実現し国内利用者だけでなく訪日外国人にも利便性が向上したという。
国内におけるキャッシュレス決済手段の林立に加え、急増する訪日客により、キャッシュレスニーズは多様化が進んでいる。TMN のキャッシュレス決済サービスはクレジット、電子マネー、QR・バーコードなどのキャッシュレス手段に対応するクラウド型サービスで、導入後も利用中の決済端末を入れ替えることなく決済ブランドの追加や変更に柔軟に対応できることが特徴だとしている。
今回採用された決済端末「UT-P10」は、レシートプリンタやPOS アプリが搭載されており、1 台でコンパクトに会計業務を完結できる。
「UT-P10」はこれまでに小売店や飲食店だけでなく、山陽新幹線など鉄道車内でも複数採用されている。TMN のクラウド型サービスの拡張性やモバイル型決済端末の利便性、鉄道車内での実績が評価され今回の採用に至った。