2025年4月21日16:00
電子決済サービスのトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、東武グループの関越交通が運行する路線バスの一部において顔認識技術を用いた利用状況可視化の実証実験を実施する。

渋川市内等を運行する一部の路線バスにて2025年4月24、25、28日の3日間実施(TMN)
同サービスでは、乗車口および降車口付近にAIカメラを設置し、位置情報と合わせて乗降情報と属性情報をクラウド環境へ取得する路線バス運行の持続性向上につなげる。全国的な運転手不足により路線バスの減便や廃線が相次ぐなか、TMNでは路線バスの適正な運行計画の立案や運転手業務の負担を軽減し、持続的なバス運行につながる取組みを推進しているそうだ。
TMNはこれまでに関越交通や新潟交通の協力のもと運行する路線バスにおいて3回の実証実験を重ねてきた。3回の実証実験から、通信環境が不安定となる移動体におけるクラウド環境への情報取得方法や、本人が意識せず認証を行う非積極承認としての顔認識の手法・精度に課題があると捉え、4回目となる今般の実証実験では実用化に向けてさらなる課題の洗い出しと精度向上を目的として実施するそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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