2025年6月16日7:00
駅探とジオフラは、2025年6月13日付で、地域活性化と移動体験の価値向上を目的とした業務提携契約を締結した。
同提携を通じ、両社は相互のデジタル資産・ユーザー基盤・移動データを活用し、全国のユーザーに対して、移動・回遊・来店行動を起点とした新たな消費と価値提供の創出を目指す共創型ビジネスモデルを推進するという。
また、今後の協業深化を見据え、資本提携を含むさらなる連携の可能性についても協議を進める。
同社は、全国月間1,200万ユーザーを有する「駅探ドットコム」「駅探アプリ」などを通じ、乗換案内・移動支援において高い認知と技術基盤を有しているという。ジオフラは、移動や来店行動に応じてポイントが貯まるアプリ「プラリー」を提供し、国内の回遊促進マーケティングに注力している。
両社では、地域と生活者、事業者を“移動”でつなぐ新たな社会インフラの形成を目指す。
具体的な取り組みとして、駅探アプリとプラリーのID連携と相互送客を図る。乗換検索などの移動体験に対し、ポイントやキャンペーンで回遊・購買を促進するという。
また、両アプリ・メディアでの広告・販促枠連携と収益シェアを目指す。共同広告パッケージの設計と、レベニューシェア型モデルを導入するそうだ。
さらに、デジタル販促機能の連携強化(インスタントウィン・スタンプラリー等)として、地域の小売・飲食・観光事業者向けに、来店・購買を促進するサービスを共通提供するという。
さらに、将来的な有料会員制度の検討と共同展開として、両社のプレミアムサービス構想の共有と設計協議を行う。
両社は今後、これらの取り組みを段階的に進めながら、資本提携を含むより強固な協業体制の構築についても協議を継続するという。
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ペイメントナビ編集部
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