2025年12月10日14:24
クレジットカード決済などの不正利用対策ソリューションを提供するアクルは、特定非営利活動法人 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)の公式ウェブサイトへの不正検知・認証システム「ASUKA」の提供を開始した。
近年、クレジットカードの不正利用による被害が増加傾向にある。日本クレジット協会の発表によると、2024年のクレジットカード不正利用被害金額は513億円に達した。
こうした背景を受け、経済産業省は2025年3月に「クレジットカード・セキュリティガイドライン」を公表し、ECサイトを運営するカード加盟店に対して、適切なセキュリティ対策の実施を求めている。
カード加盟店は「安全な購入体験」を守るため、取引のあらゆる段階に対応可能なセキュリティを備え、単なる対処ではなく予防の観点から不正対策を構築する必要があるそうだ。
WVJの公式ウェブサイトでは以前より独自の不正対策を導入して対策を講じていた。今回それに加えて、番号盗用被害のきっかけとなるカードの有効性確認(クレジットマスターアタック)への対策など、さらなるセキュリティの強化を目指し、クレジットカード不正検知・認証システム「ASUKA」を導入した。
「ASUKA」は、取引情報や属性情報などをもとに、不正使用の兆候をリアルタイムで検知し、カード認証を自動で行うセキュリティシステムだ。今後、アクルはWVJと連携しながら、WVJ公式ウェブサイトにおける不正利用のリスク低減につなげ、利用者に、より安全・安心してオンラインでの寄付や支援申し込み手続きを進めてもらえるよう、支援していくそうだ。
不正対策ソリューションASUKAは、現在45,000サイトで稼働をしており、国内最大級の不正排除ネットワークを構築しています。 旅行、アパレル、物販、デジコンなど、幅広い業種の加盟店様にご利用を頂いています。 単純な不正に関する課題解決だけではなく、売上アップに向けてASUKAをご導入頂くケースも増えてきています。













