2012年7月18日12:53
三菱UFJニコスはこのほど、東京・渋谷に2012年7月18日オープンするミュージカル劇場「東急シアターオブ」を運営する東急文化村と提携を行い、iPhoneを使いクレジットカードおよび銀聯カードに対応できるカード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」の導入で合意し、同施設オープン時からその取り扱いを開始すると発表した。
ペイメント・マイスターは、iPhone、iPod touch、iPadをカード決済端末に転用するシステムで、同社とフライトシステムコンサルティングが共同で開発し、2010年9月に市場に投入した。同システムは、カード情報が端末に残らない設計となっており、時と場所を選ばずに安全な決済処理が可能となっている。
東急シアターオブは、複合商業施設「渋谷ヒカリエ」の11階に位置する、総客数1,972席の大型ミュージカル劇場となる。同社では、顧客利便性向上と決済業務の効率化を目的に、劇場内の商品(音楽CD・DVDソフト、本類、東急シアターオブオリジナルグッズ等)販売での代金受領に同システムの採用を決定した。なお、同劇場には国内外から多数の来場が見込まれるため、銀聯を含めた国際ブランドに対応可能な同システムの機能性も評価されたという。
具体的な利用方法は、まず販売員がiPhoneに専用カードリーダを装着し、顧客のカード情報を読み込んで金額などをタッチパネルに入力する。その後、モバイルプリンターから出力したレシートに顧客がサインを行う流れとなる。