2012年8月26日9:00
世界中のモバイルキャリアがウォレットをはじめとする決済サービスに注力している。顧客の囲込みと携帯電話の稼動率アップのためである。
ドイツテレコムはこのほど決済パートナーとして、ドイツのワイアーカード(Wirecard)を選んだ。ワイアーカードはオンライン決済代行から出発して銀行を買収。プリペイドカードをはじめとするさまざまな決済サービスを提供している。
まずドイツテレコムのプリペイドカード「テレコムマスターカード」の発行とプロセッシング業務を請負い、ドイツテレコムを支援する。
2012年末までにプリペイドカードをドイツ市場に投入。さらに、2013年には、ドイツテレコムのモバイルウォレットもスタートする予定だ。
ワイアーカードは技術サービス提供者(Technical Service Provider)として、ドイツテレコムをサポートする。決済サービスの提供には、事業戦略と技術の両方のノウハウが必要だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。