2012年11月5日14:24
個人信用情報機関の日本信用情報機構(JICC)は、2012年11月5日から、加盟会員の途上与信をサポートする新サービス「クイックバッチ照会サービス」の運用を開始したと発表した。
バッチ照会は、大量の照会データを一括処理する仕組みである。JICCの加盟会員は、顧客とクレジットカードやローンの契約締結後、顧客の信用状況を定期的に確認する際の途上与信においてバッチ照会の仕組みを活用している。
今回、JICCでは、従来のバッチ照会サービスに加えて、加盟会員の途上与信に係る利便性を向上させた途上与信をサポートする新しいバッチ照会サービスを開発した。
クイックバッチ照会サービスは、加盟会員が照会データを作成することなく、照会条件等を指定するだけでバッチ照会ができるサービスである。また、照会結果(回答データ)は、借入件数や残高金額等を予め一定の条件で集計して回答するため、加盟会員側での途上与信判断にすぐに活用することが可能になる。さらに、担当者が容易に再集計、再加工することもできるという。
加盟会員は、同サービスを活用することにより、新たなシステム開発等を行わずにバッチ照会が利用できるとともに、途上与信にかかわる業務負荷を大幅に軽減でき、迅速な途上与信を実現することが可能となる。
なお、回答データは、既存サービスと同様のセキュリティが確保された環境で安全、確実に提供するという。