2012年11月7日13:50
楽天Edyは、小売店や飲食店などへ電子マネー「楽天Edy」および交通系・流通系電子マネーが使えるマルチ電子マネー決済端末の導入を開始したと発表した。マルチ電子マネー決済端末の対象は、楽天Edy、交通系電子マネー「Suica」、流通系電子マネー「nanaco」となる。マルチ電子マネー決済端末を利用した加盟店への展開は、電子マネー事業者として初となる。
今回、電子マネー専業である楽天Edyがマルチ決済端末の導入展開を開始することで、さらなる電子マネー市場の普及と活性化を目指す。従来までは、クレジットカード会社を中心にマルチ決済端末の導入展開が図られていたが、加盟店が電子マネー決済端末を導入する場合は、電子マネー事業者ごとに契約や資金の処理を行うことが必要だった。その点、今回は電子マネー事業者では初めて楽天Edyが契約を一元化し、マルチ決済端末を加盟店に導入することで、一括して各種電子マネーサービスを導入でき、資金精算においても効率化を図れるという。
また、ユーザーにとっては、いつも利用する小売店や飲食店など小額決済が見込まれるさまざまな店舗で各種電子マネーを使えるようになり、精算時にスムーズな支払いを実現できる。同社では今後、取り扱う電子マネーの種類を拡大していく予定だ。