2012年12月19日20:00
ソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)はこのほど、KDDIが提供する携帯キャリア決済サービス「auかんたん決済」に関して、KDDIと包括代理加盟店契約を締結し、2012年12月20日から申し込みを開始すると発表した。SBPSでは、今年度内に50サイト以上でのauかんたん決済導入を目指す。
SBPSによると、従来、EC事業者が、自社サイトの決済手段にauかんたん決済などの携帯電話事業者が提供する携帯キャリア決済を導入する場合、各携帯電話事業者とそれぞれ契約手続きをし、個別に契約を締結する必要があったという。SBPSではオンライン決済ASPで、携帯電話事業者が提供する決済サービスとして「ソフトバンクケータイ支払い」「ドコモ ケータイ払い」に対応している。
今回、SBPSがKDDIとの包括代理加盟店契約を提携したことで、EC事業者はSBPSの決済代行サービス「オンライン決済ASP」の申し込み手続きをすることにより、auかんたん決済が利用可能となる。またSBPSは、auかんたん決済の月々の通信料金合算の限度額を超過した場合に使える、クレジットカードやインターネット専用プリペイド型電子マネー「WebMoney」での支払いにも対応した。
これにより、利用者は利用限度額を気にすることなく商品が購入できるため、EC事業者はauかんたん決済を自社サイトに導入することで、購買意欲の高いユーザーを逃すことなく、決済性効率の向上を見込むことができるという。さらに、オンライン決済ASPの他の決済手段にもまとめて申し込みすることができるので、手続きや契約に関する業務の負担を軽減しながら、自社サイトへの豊富な決済手段の導入が可能になる。