2013年3月5日19:02
NEC(日本電気)は、プリペイド型電子マネーの発行・利用を実現するシステムを一括して提供する「統合型電子マネーソリューション」を、2013年3月5日から国内および海外で販売開始すると発表した。
新ソリューションは、プリペイド型電子マネーの発行・取引管理・残高管理・利用者管理・精算などを行う「電子マネーサーバ」、利用者が支払いをする際に利用する専用カードや携帯電話・スマートフォンなどの「電子マネー媒体」、店舗で電子マネー媒体の情報を読み取る「電子マネー決済端末」で構成している。電子マネーサーバ機能は、NECがデータセンタからクラウドサービスとして提供し、短期間・低コストでのシステム利用を実現するという。
同ソリューションは先行的に、海外の大手コンビニチェーン、および、インド最大の複合映画館運営会社であるPVR LIMITED(PVR)に採用された。PVR は、2月下旬からデリー地域・ムンバイ地域を中心とした16箇所の複合映画館で利用を開始。来場者は、電子マネー端末にNFC対応スマートフォンをかざして映画チケットや映画館での飲食物の購入が可能となる。
NECは同ソリューションについて、海外現地のサービス事業者とも積極的に連携し、今後3年間で国内外あわせて100社(電子マネー決済端末数5万台規模)への提供を目指す。