2013年10月28日8:00

中小企業・個人事業主の経費決済を支援する最上位カード
ビジネスシーンで利用できる特典・機能が充実した「EX Gold for Biz」

オリエントコーポレーション(オリコ)は、中小企業・個人事業主のエグゼクティブ層を対象にしたビジネス向けの最上位カード「EX Gold for Biz(エグゼクティブゴールドフォービズ)」を発行している。カードは、個人事業主向けの「S(エス)」と法人代表者向けの「M(エム)」の2種類を用意。オリコのポイントサービス「暮らスマイル」などの基本機能、従来のビジネスカードのサービスに加えて、「Visaビジネスオファー」など、さまざまなビジネスシーンで利用できる特典を付帯している。

中小企業・個人事業主のエグゼクティブ層を対象にしたビジネス向けの最上位カード「EX Gold for Biz(エグゼクティブゴールドフォービズ)」

 

約365万の中小企業・個人事業主の経費決済を支援
利用可能枠は最大300万円

「EX Gold for Biz (エグゼクティブゴールドフォービズ)」は、主に中小企業や個人事業主を対象にしたビジネスカードだ。現在、Visaブランドを付帯しており、個人事業主向け、法人代表者向けの2種類を発行。事業での経費決済ならびにキャッシング機能を付帯している。(キャッシング機能付きは個人事業主向け「S(エス)」のみ)

国内には中小企業・個人事業主が約365万存在するが、経費決済は個人用のクレジットカードで行われることが多い。オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ・CRM開発推進部長 高畠健一氏は、「ビジネスカードの保有割合は2割程度、認知度も5割程度と言われており、まだまだ現金決済比率が高いため、本カードを持っていただくことにより領収書の管理が不要となるなど、ビジネスカードの利点を感じていただきたいです」と説明する。

「EX Gold for Biz」の利用可能枠は最大300万円。高畠氏は、「個人のスタンダードカードの場合、多くても100万円程度となりますので、最大300万の利用可能枠を設定することで、経費精算において余裕を持ってご利用いただけると思います」と同カードのメリットを口にする。また、個人事業主向けの「S(エス)」はキャッシング機能を最大100万円まで設けており、資金調達にも利用出来る。

また、電子マネーiD/QUICPayを便利に使える法人カードとなっている。

「Visaビジネスオファー」、「Visaゴールドカード優待特典」を付帯

さらに、年会費初年度無料、次年度以降2,160円(税込)ながら、「Visaビジネスオファー」、「Visaゴールドカード優待特典」など、ビジネスニーズを満たす機能を活用可能だ。高畠氏は、「年会費は2,160円ですが、ビザ・ワールドワイドからゴールドカードの優待特典を提供いただいたことがお客様から好評を得ています」と自信を見せる。例えば、Visa国際線手荷物宅配サービス優待、世界の空港のVIPラウンジサービス年会費優待(プライオリティ・パス)といったVisaのゴールドカードならではの期間限定各種サービス・特典が充実している。また、Visaビジネスオファーでは、宿泊、セキュリティ、レンタカー、国際輸送サービスなど、ビジネスに関する各種割引・サービスを提供している。

福利厚生としては、「ライフサポート倶楽部」をオリコ優待価格で提供する。さらに、海外旅行の傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピングガードを付帯している。

なお、ポイントプログラムは「暮らスマイル」が付与される。暮らスマイルは、1,000円で1ポイント貯まり、200ポイント以上から各種商品と交換可能だ。また、前年度の利用金額に応じて、ポイントの還元率がアップ。さらに「EX Gold for Biz」では、通常ポイントに20%加算となるというから嬉しい。

全国1,200名のオリコのスタッフを中心に会員を獲得
Web・DMからの入会も強化

オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ 顧客営業企画部 カード戦略チーム 課長代理 天野弘規氏は、「日本においてビジネスカード市場は今後さらなる拡大が見込まれます。一人でも多くの事業主の方にビジネスカードのメリットを知っていただくために、様々なチャネルでプロモーションを展開していきたいと考えています」と意気込みを見せる。

オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ 顧客営業企画部 カード戦略チーム 課長代理 天野弘規氏

まずはオリコの加盟店からセールスを開始。オリコには、全国1,200人の営業スタッフを有する強みがある。また、個品割賦事業を展開しており、中古車や宝石店など、中小企業や個人事業主との接点がある。

さらに、個品割賦を利用する顧客にも中小企業・個人事業主が数多く存在する。例えば、飲食店であれば厨房器具、改装費用などを割賦購入する場合がある。そういった利用者の属性を把握し、カード入会に結び付けているそうだ。

「弊社に対するロイヤリティを高く持っていただいている方が多く、多くの入会をいただいております。また、弊社のカード会員様でビジネスを行われている方もあわせてお持ちいただくことが多いです」(高畠氏)

入会の動機としては、メインバンクや税理士から進められることもあるそうだ。さらに、オリコでは、営業スタッフによる募集に加え、WebサイトやDMでの入会も強化している。

会員数はリボ専用カードの「UPty for Biz S(アプティ フォービズ エス)」も含めて、2万5,000人。順調に会員数は伸びているそうだ。また、会員の月々の利用金額は10万円を超えており、経費決済で数多く利用されているため、高額の支払いも多いという。

認知度が高まれば会員増加は期待できる
高い利便性を持つカードとして今後の拡大余地は大きい

すでに稼働率の高いカードとなっているが、オリコでは認知度が高まればさらに多くの会員を獲得できると感じているため、今後も告知に力を入れていく方針だ。高畠氏は、「経理業務の合理化や公私を分けた費用管理、振込手数料の削減など、ビジネスカードのメリットを訴求すれば、さらに多くの方にご入会いただけます」と期待を口にする。

現状、国内の中小企業や個人事業主の多くが経費決済を現金で行っている。ただし、ビザ・ワールドワイド・ジャパンでは、「ビジネスカードは、個人向けカードに比べ認知率、保有率ともに低いが、高い利便性を持つカードとして今後の拡大余地は大きい」と発表している。ビジネスカードの効率的な経費管理、出張などの際も適した商品性をアピールできれば、市場はまだまだ拡大すると思われる。その意味でも「EX Gold for Biz 」の今後の展開には注目していきたい。

取材(2013年9月):ペイメントナビ編集部 ペイメントナビゲーター 池谷貴

■「EX Gold for Biz」の公式サイトへ

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