2013年12月17日9:00
アクワイアリングビジネスを破壊的に革新しつづけているSquareが、カードリーダのデザインを刷新した。第4世代のカードリーダとなる。
いままでのリーダは2年前のデザイン。スマートフォンのデザインがかわれば、カードリーダもそれにあわせてかわらなければならない。
新型のカードリーダは、従来のものにくらべて45%も薄い。これを可能にしたのは、カードを挟み込むスプリングを導入したからだ。この薄さはiPhoneと同等で、違和感なくフィットする。
デザインだけの変更ではない。独自のチップを開発し、カードデータの暗号化や伝送などのセキュリティも向上させた。チップによって、電力消費量も減少。リーダに必要な電力はiPhoneのオーディオジャックから受取る。
Squareのコンセプトは「決済はコミュニケーション」。カードリーダやアプリケーションには、美的センスを求めている。競合とのちがいは、コンセプトにもとづいて常に自己変革しつづけていることである。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。