2014年4月9日9:00
アクセンチュアによると、世界のベンチャーキャピタルの目は金融IT企業に向いているという。2008年の投資額は9.28億ドルだったが、2013年には29.7億ドルと約3倍になっている。
投資額で群を抜いているのは米国だが、英国とアイルランドは伸びが顕著。ロンドンでの取引となるが、2008年から年率74%で伸びている。世界平均の伸びは27%、シリコンバレーは13%だ。
2013年、英国とアイルランドの金融テクノロジー企業投資額は2.65億ドル。過去5年間で8倍になった。シリコンバレーの2013年投資額は9.5億ドルだから、額では負けているが、成長率は断然ロンドンだ。
ロンドンでの投資は全欧州の半分強になる。ベンチャーキャピタルは金融テクノロジー企業をさがしているが、ベンチャーが資金調達する環境は米国にくらべてまだ整備されていないという。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。