2014年4月10日16:30
やはり世界は平和でなければならない。ロシアのクリミア併合により、決済システムが分断された。
VisaとMasterCardは、ロシアへの制裁措置としてロシア銀行への決済サービスをストップ。同時に、株主がロシア関連という銀行へのサービスも停止した。その銀行が米国にあったとしてもだ。
これに対しプーチン大統領は反撃の狼煙をあげた。ロシア独自の決済システムを構築すると発表したのだ。
名指しでVisaやMasterCardを批判しなかったが、特定の企業が制裁措置をとったことはあまりにも不当で、収益性の高い市場を失うことになろうと述べた。
冷戦は国を疲弊させ、経済を収縮させ、社会コストを増大する。決済システムを通じて、平和の重みを痛感する今日この頃。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。