2015年2月3日9:00
サハラ砂漠以南のアフリカでモバイル決済市場が急拡大している。M-Pesaがこの市場を牽引しているが、2014年の市場規模は6.558億ドルになった。それが2019年には13.198億ドルになるとFrost & Sullivanは予測する。
現在M-Pesaは、サファリコムとボーダコムタンザニアの収益のうち18%を占めるまでになった。銀行口座をもてないひとたちにとって、モバイル決済は重要な生活手段だ。
南アフリカではボーダコムがモバイルウォレットサービスM-Pesaを提供しているが、これを補完するためEMVプリペイドカードを発行することになった。
このカードはM-Pesa口座とシームレスに連携し、南アフリカ国内の24万カ所でショッピングできるほか、27,000台のATMで現金を引出しできる。
カードはボーダコムエージェント8,000カ所で受取る。カード残高はモバイルウォレットアプリで確認。残高が少なくなればショートメッセージで通知を受けられるサービスもある。モバイルとプリカは相性がいい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。