2015年8月31日17:00
コイニーは、同社のスマートフォンやタブレットを使ったクレジットカード決済サービス「Coiney (コイニー)」が2015年秋より IC カード対応端末「Coineyターミナル」をリリースする予定であると発表した。
コイニーは従来よりオーディオジャックに取付ける磁気ストライプ対応カードリーダーを提供してきたが、Visaが提唱するIC(EMV)ライアビリティシフトに伴い、新たにICクレジットカード等に対応すべく今回の発表となった。
「Coineyターミナル」では、接触IC取引に留まらず、NFC機能を活用することで将来的にVisa payWave、MasterCardコンタクトレス等の非接触IC取引もサポートし、Apple PayやAndroid Payにも対応を予定している。
また、コイニーは従来の磁気ストライプリーダーからCoineyターミナルへの移行期間を考慮し、「コイニー加盟店保護プログラム」を導入したことを発表した。IC(EMV)ライアビリティシフトに伴い、磁気ストライプ対応カードリーダーにてICカードの偽造カードによる磁気取引が発生した場合、発生した不正被害損失については原則としてイシュアがアクワイアラに対して責任を問うことが可能になるが、コイニー加盟店では移行期間中に偽造カードによる磁気取引を起因としたライアビリティー(債務責任)が発生した場合でも、コイニーによって保護されるという。