2026年8月12日10:27(JST)
【日本】環境省所管の国民公園である新宿御苑(一般社団法人国民公園協会、日本・東京)において、2026年8月12日から2026年(令和8年)度中(予定)の間、各入園ゲートにクレジットカード等のタッチ決済に対応した端末を設置し、クレカチケットレス入園の実証実験を開始すると発表した。なお、同実証実験は、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit(通称「クレカ乗車」サービス)」を交通系事業者以外で導入する日本初の事例となるそうだ。

対象ゲートは各門(新宿門、大木戸門、千駄ヶ谷門)のゲート1のみで、利用可能決済ブランドはVisaとなる。適用料金は一般(500円)。実証実験の結果により対象ゲートや、決済ブランドの拡大、学生(高校生以上)・65歳以上(250円)への適応拡大等を検討する。
新宿御苑では、2025年度における来園者数が初めて300万人を突破するなど、23~25年度にかけて毎年過去最多の来園者数を更新し続けており、その約半数がインバウンド来園者と推計している。同来園者数の増加、また来園者の多様化に対応するため、入園時における円滑性の向上および決済手段の多様化に加え、券売機での待機時間の削減、現金管理業務の効率化、訪日外国人への対応負荷軽減といった運営面の課題にも取り組んでいく必要があるそうだ。そのため、現在入園ゲートに設置している交通系IC定額引去り端末でのタッチ入園に加えて、クレジットカード等のタッチ決済によるクレカチケットレス入園を本格導入するための実証実験を開始する。
同サービスの提供により、来園者は手持ちのタッチ決済対応のクレジットカード等を、新たに入園ゲートに設置する専用の端末にかざすだけでスムーズに入園できる。交通系ICの購入や事前チャージ、入園チケット購入の手間が不要となり、国内利用者に加え、交通系ICカードを所持していない訪日外国人旅行者も、日常の買い物・交通利用に加え、新宿御苑に入園できる。
また、同実証実験では、タッチ決済による来園者の利用者分析等の可能性についても検討を進める。
各社役割として、新宿御苑管理事務所がプロジェクト統括、高見沢サイバネティックスが入園設備へのクレジットカードタッチ決済端末の設置及びそれに伴うシステム改修、QUADRACが決済及び認証に関するSaaS型プラットフォーム「Q-move」の提供、三井住友カードがキャッシュレス決済導入支援、steraプラットフォーム提供(stera transit)、Visaのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーションとなるそうだ。(paymentnavi 編集チーム)














