2017年5月31日18:05
ブラジルの景気はようやく上向きはじめたようだが、その波に乗って、ゴールドマンサックスがブラジルのフィンテックに関するレポートを発表した。45ページにわたるレポートだ。
ブラジルには現在200社のフィンテック企業がある。これらが生む収益は今後10年間で240億ドル(2.5兆円)になると予測している。
注目セクターは、決済、融資、パーソナルファイナンス、そして保険。ブラジルにおけるフィンテックの影響は、多くの国にくらべて大きなものになるという。
というのも、これまではブラジルの銀行が金融サービスを独占してきたからである。例えばローン。大手5行のローン残高シェアは84%。5行の支店数は全銀行支店数の90%にもなる。
消費者視点に立ったフィンテックが食い込む余地は十分ある。