2017年10月18日9:00
日本はこれから冬の準備がはじまるが、南半球は夏に向かう。そのピーク、2018年1月26日(金)のオーストラリアデー(Australia Day)から、オーストラリアで新たな金融サービスがスタートする。
そのサービスとは、銀行間のリアルタイム送金決済。モバイル番号で簡単に送金決済できるようになる。このプロジェクトを支えるのが10億ドルをかけた新決済プラットフォーム(New Payments Platform: NPP)だ。
利用者は24時間、365日、個人から個人、個人から法人、法人から個人の銀行口座に送金できるようになる。このプラットフォームに接続した銀行間であれば、他行宛もリアルタイムだ。
銀行口座番号の代わりに携帯電話番号のようなPayIDを使って送金する。その際、280字までのメッセージをつけられる。年齢制限は18歳以上。
2017年11月からは特定の銀行員を対象に限定リリース。2018年1月26日からは一般開放となる。
このサービスの先鞭をつけたのは、英国のPaym(ペイエム)。スウェーデンではSwish(スウィッシュ)、米国ではZelle(ゼル)が同様のサービスを提供している。