2017年11月27日9:00
日本の全銀ネットに相当する米国のACHが、リアルタイム決済(RTP)をスタートした。これまで数日かかっていた米国内の銀行口座間送金だが、数秒に短縮される。
まずBNYメロンとU.S.BankがRTPをテスト。シティやチェイス、サントラストが初期導入者となる。
2018年末までに全米の半数以上の口座がこのシステムにつながる予定。2020年までには全口座を接続する。
ネット時代に対応した銀行間清算システムはリアルタイムで、24時間365日稼働が原則。英国では約10年前からファスタペイメンツを運営している。
インドやタイ、シンガポール、EU、カナダなどでもすでに同様のシステムが稼働している。米国はようやく追いついた。日本はまだ準備中だ。