2017年12月13日10:18
あづま給食センターは、2017年度よりオフィス向け宅配弁当の決済システムに、ヤフーの「Yahoo!ウォレット」、楽天の「楽天ID決済」に対応したと発表した。これにより、1食450円の日替り弁当をID決済で注文できるようになる。同社ではBtoBの仕出し弁当業界において、「POINT・BENTO(ポイント・ベント)」というサービスを提供している。
あづま給食は先駆けて専用アプリを開発。ユーザーがスマートフォンで注文、決済をすることができ、自動集計をする弁当配達サービス「あづま弁当」の運用を開始した。その決済手段について当初は「PayPal(ペイパル)」による決済だけでスタートしたが、PayPalは日本ではなかなか馴染みがなく、普及に苦労したという。
また当時、日本で登録しているユーザーも少なく、登録作業に手間がかかった。そのような中、「Yahoo!ウォレット」「楽天ペイ」がID決済を提供。それにより、あづま給食のアプリ決済でも、「Yahoo!ウォレット」「楽天ペイ」が対応できることになった。2社は日本でも登録しているユーザーが多く、「安心」「簡単」「お得」というメリットがあることから導入したという。
同社の「POINT・BENTO(ポイント・ベント)」は、購入時にポイントが貯まり、ポイントで買えるサービスとなる。弁当をスマートフォンで購入する時、これらの決済サービスを活用することで、「Tポイント」や「楽天スーパーポイント」が貯まり、そのポイントでお弁当を購入することも可能だ。また、2回目からは3タップで購入が可能となる。
なお、同社では、毎日4,000~4500食の手作り弁当を、製造から配送まで一貫してあづま給食で行っている。また、10年前から米国ニューヨーク、ニュージャージーでも販売を始め、国連本部やウォール街、アポロシアター、USオープン、コロンビア大学などでもサービスを展開。日本の弁当文化を広めているそうだ。