2019年11月7日8:00
友だち招待でポイントを付与する「すすメルペイ」第2弾開始
メルペイは2019年11月6日より、友だち招待で1億円相当分のポイントを付与する「すすメルペイ」第2弾キャンペーンを開始した。新たなキャンペーン・アンバサダーとして、20代女性に人気のきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用し、メルカリの中心利用者層でもある若年層に強くアピールすることで、消費税増税後に急上昇しているメルペイの利用拡大に、より一層弾みをつけたい考えだ。
招待した側・された側の双方に1,000ポイントを付与
第1弾キャンペーンの成功を受けて第2弾を開催
メルペイは、「友達招待キャンペーン すすメルペイ第2弾」キャンペーンを開始した。キャンペーン期間中、「メルカリ」アプリの登録をしている人から招待コードを受け取った人が、初めて「メルペイ」の本人確認(支払い用銀行口座の登録、または、「アプリでかんたん本人確認」の完了)をすると、招待した側・された側のそれぞれに1,000ポイント(1,000円相当分)が付与される。友だちは何人でも招待することができ、招待した人が受け取れるポイントの上限は、1人当たり期間中合計1億ポイント(10万人の招待に成功した場合)まで。招待された人が受け取れるポイントは、期間中何人から招待されても1人1,000ポイントまでである。キャンペーンは11月6日12時にスタートし、終了日時は未定となっている。
同社では今年8月30日~10月3日にも同様のキャンペーンを実施。この中で、招待コードを受け取って本人確認を行った人数×1,000ポイントの費用をもとに、アンバサダーのHIKAKINとはじめしゃちょーがイベントを行うという特別企画を実施したところ、期間中10万人を達成。USJを貸し切ってイベントを開催することができた。
今回のキャンペーンでは、アンバサダーとして新たにきゃりーぱみゅぱみゅさんを起用。特別企画として、初めて本人確認を行った人が10万人に到達した場合、きゃりーさんが新曲を披露することになっているという。メルカリのユーザーでもあるというきゃりーさんは、キャンペーン開始当日の11月6日に開催されたキャンペーン発表会にも登場。その後、マリオンクレープ原宿 竹下通り店でメルペイ決済のデモンストレーションを行った。
キャッシュレス比率は若年層ほど低い――
30歳未満のキャッシュレス比率向上に貢献したメルペイのキャンペーン効果
ビッグローブが2019年3月に実施した「キャッシュレスに関する意識調査」によると、キャッシュレス決済を「利用している」人は全体の58.5%。ところがこの割合は若年層ほど低い傾向にあり、20代では49.5%と全体平均より9ポイントも低い。メルペイの母体であるメルカリの中心利用者層は10~30代で、全体の約7割を占める。このことからも、メルペイでは、キャンペーンなどを機に若年層のキャッシュレス利用をさらに推進していきたいとしている。
前回の第1弾「すすメルペイ」キャンペーン以前、メルペイ利用者のうち30歳未満が占める割合は30.3%であった。これがキャンペーン終了直後は34.8%と、5ポイント近く上昇。「それ以降もこの比率が継続している」(メルペイ ディレクター マーケティング責任者 山代真啓氏)という。
一方、消費税増税にともない開始されたキャッシュレス・消費者還元事業によるポイント還元により、10月に入ってからメルペイの決済金額・回数は急拡大している。メルペイでは、今回のキャンペーン展開によってこの上昇気流の勢いをさらに増し、メルペイの利用拡大を図っていきたい考えだ。
メルペイの利用者数は、サービス開始から約9カ月となった10月16日に500万人を突破。利用できる店舗・施設は全国170万カ所。あと払いやネット決済など新機能の追加も積極的に行っており、「“使える決済”“使われる決済”を目指し、また日本のキャッシュレスの普及推進のため、サービスを拡充していく」としている。