2010年11月30日18:42
NTTデータは11月30日、第一生命保険(第一生命)と共同で、第一生命の次期営業・業務用端末に、NTTデータが提供するカード決済サービス「INFOX」を融合させた新形態、モバイル型決済機能一体型端末「業務サポート型INFOXサービス」(仮称)の開発に着手したと発表した。
業務サポート型INFOXサービスは、第一生命が導入を予定している生涯設計デザイナー(営業職員)向け次期営業・業務用端末に、INFOXの決済機能を搭載するだけでなく、新たに事務処理との連動機能を提供する。そのため、従来、別々に行っていた保険業務と決済業務が連携可能となり、業務手続きの効率化を実現するという。
同サービスの特徴としては、①外出先において、営業・業務用端末で行った事務と連動して簡易帳票を作成、決済端末から印刷し、顧客に利用控えなどを渡すことが可能、②さまざまなカードの読み取りが行える、③通信機器を営業・業務用端末側に一本化することにより通信コストの削減、④入金情報などの決済端末との連動が可能、⑤決済端末自体のセキュリティ機能のみならず営業・業務用端末利用時にも利用者の認証を必要とすることからセキュリティのさらなる向上、などが挙げられる。
NTTデータでは、第一生命への提供開始は2012年8月、5万台を予定しているが、業務サポート型INFOXサービスを、他保険会社をはじめ、顧客訪問や対面販売型の営業スタイルを持つ他業界にも展開する予定で、2015年末までに10万台の提供を目指す。