電子通貨「フェアトレードコイン」を提供へ(サスティナブル・ストーリー)

2020年6月30日19:37

サスティナブル・ストーリーは、2020年7月1日から、電子通貨「フェアトレードコイン」を提供すると発表した。

アプリ画面イメージ(サスティナブル・ストーリー)

フェアトレードコインは、フェアトレードやエシカルをテーマにした商品やショップ/セミナーやイベントなどの体験を通じ「地域や世界とのあたらしい物語(ストーリー)が生まれる」ことを目的にした電子通貨であるという。

ショッピング時にフェアトレードコインで決済をすることにより、ユーザーとの間でコミュニティ(ファンクラブ)が形成される。フェアトレードをきっかけとした購買や体験を通じ、エシカルな人々やお店/生産者や世界との新しい繫がりや体験が生まれるとしている。

また、企業活動や消費にエシカル(倫理的)な行動が求められる中、SDGsやCSR、地球環境問題や市民消費社会に向けた取り組みに参加することができるそうだ。

プラットフォームは、eumoが提供する電子通貨「eumoコイン」を利用し、地域やフェアトレードの領域で活動する諸団体との連携によって、ショップやメーカー、地域や世界の生産者の方との繫がりをつくっていくとした。

決済はスマートフォンによるQRコード決済で、店頭の端末またはネットでの決済が可能だ。また店舗の加盟に際しては、実質負担金は0円(端末の保証金のみ)で、決済手数料についても実質0円(ただし、振込手数料のみ負担)となるという。

なお、eumo社によるクラウドファンディングが6月30日まで行われており、支援者650人で支援総額800万円を超えている(6月25日現在)。

7月1日のスタート時は、中部・東海圏のフェアトレードタウン活動を行う3都市(日本で2番目のフェアトレードタウンとして認定を受け、SDGs未来都市でもある愛知県名古屋市、2019年に認定された三重県いなべ市、認定に向けた活動を推進中の岐阜県垂井町)を中心に、関西および東京の15店舗でスタートし、今年度末までに100店舗を予定している。

なお、同事業で得られる収益の一部を、フェアトレードやエシカルの普及、フェアトレードタウンの推進、教育、NGO等への寄付などに使うことを予定している。

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