2020年8月12日11:23
日本経済新聞社は、国内最大級の流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2021」(第37回 流通情報システム総合展)を、2021年3月9日~12日までの4日間、東京ビッグサイトで開催する。また、関西地区でも2021年6月10日・11日の2日間、インテックス大阪にて「リテールテックOSAKA 2021」(第1回 関西流通情報システム総合展)を初めて開催する(出展概要)。
リテールテックJAPAN 2021は、東京ビッグサイト 南ホールを使用し、出展規模160社、700小間(見込み)、来場者数6万人(見込み、同時開催のSECURITY SHOWとの合計)を想定している。リテールテックOSAKA 2021は、インテックス大阪 6号館1階Aゾーンを使用し、出展規模70社、200小間(見込み)、来場者数1万2,000人(見込み、同時開催のフランチャイズ・ショー大阪との合計)を想定している。
2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、幕張メッセで開催を予定していた「リテールテックJAPAN 2020」開催が中止となった。新型コロナウイルス感染症は日本の流通・小売業にも大きな影響を及ぼしている。外出の制限による個人消費の低迷、インバウンドの落ち込みに加えて、サプライチェーンへの打撃もあり、先行きが見通しにくくなっている。流通・小売業のビジネスを守るためには、刻々と変わる現在の状況に対応しつつ、新型コロナウイルス収束後の「ニューノーマル」を見据えて戦略を立てていくことが求められるだろう。こうしたなかで、非接触型の機器やサービス、デリバリーなどのニーズが高まっており、流通・小売業のデジタル化に改めて注目が集まっている。
今回の「リテールテックJAPAN」および「リテールテックOSAKA」では、POS、キャッシュレス決済、物流管理システム、ECソリューション、デジタルマーケティング、店頭での販促ツールなど、流通・小売業界のビジネスを支える最新のIT機器・システム、関連サービスが一堂に会する国内最大級の展示会として開催するそうだ。さらに、こうしたソリューションを支えるAIやIoT、顧客データ活用、従業員を支援するHRテックなどのデジタル基盤についても紹介される予定だ。流通・小売業のシステム導入に携わる人はもちろん、経営マネジメント層、マーケティング部門、人事や労務管理に携わる方など日本の流通・小売業にさまざまな立場で関係している人に向けて、展示やセミナーを通じて総合的に情報発信する。