2020年9月3日10:00
リード エグジビション ジャパンは、2020年9月2日~4日まで、東京ビッグサイト 南展示棟(東京都江東区有明)にて、「Japan マーケティング Week 【夏】」を開催している。同展示会は、東京ビッグサイトで久々に開催された大規模展示会となる。
会場では、「店舗運営EXPO」、第12回 販促 EXPO【夏】、第3回 Web販促 EXPO【夏】、第8回 看板・ディスプレイ EXPO【夏】、第7回 営業支援 EXPO【夏】、第5回 広告宣伝 EXPO【夏】という6つの展示会で構成されている。また、会場には、新設の「接客対策ゾーン」では、接客対策を支援する企業が出展している。
同展示会では、新型コロナウィルス感染対策として、政府・自治体および展示会業界のガイドラインを基に、開催されている。具体的には、①全参加者へマスク着用を徹底(マスクを着用していない人には「マスク配布カウンター」を設置)、②全参加者にサーモグラフィー等による体温測定を実施(1名ずつ足を止めて検温)、③全ての出入り口に消毒液を設置、といった対応をとっている。また、「扉の開放、空調設備による常時換気」「セミナー会場での座席間隔の確保」「シャッターを開けて換気」を実施といったこと等を意識しているという。
さらに、同展示会では政府の開催ガイドラインに基づき、建物あたりの最大同時入館者を5,000名以内に制限した。
暁電機は、セルフレジ用の自動釣銭機、電子マネーチャージ機、現金管理ソリューション等を展示した。同社のキャッシュ@タッチレス端末等には、決済サービス会社のルミーズが販売を強化する自動販売機・自動精算機向けの決済端末「salo-01」を設置する予定だ。「salo-01」は、クレジットカード・電子マネー・QRコードなどすべてのキャッシュレス決済を搭載したマルチ決済端末となる。また、国内の自動販売機・自動精算機向けの端末として、PCI P2PEソリーションの認定を初めて取得している。
トマトランドは、KIOSKスタンド・精算機筐体等を企業のニーズに応じて製作できることが強みとなる。展示された筐体には、世界トップクラスの出荷台数を誇る決済端末ベンダー「Verifone」の端末をべスカの協力を得て、設置していた。
ワンズは、スタンプラリーアプリ「furari(フラリ)」を紹介。商店街や自治体など、イベント主催者が簡単にスタンプラリーを開催・管理することができるという。さまざまな機能により、イベント企画を盛り上げるアイテムとして活用できるそうだ。また、来客した顧客情報を管理したり、プロモーションの効果測定も行える。
CREiSTは、電子棚札を活用した小売りの売り場と、ECサイトを連動させたオムニチャネルコマースを紹介した。電子荷札のNFCやバーコードをスマートフォンで読み取ると商品ページに遷移し、商品の特徴等を調べることが可能だ。すでにビックカメラが全店で採用しており、利用者は商品レビューなどに遷移して閲覧できる。
スマート・ソリューション・テクノロジーは、音通信技術を活用したソリューションのデモを実施した。企業は、セルフレジ、キャッシュレス決済、O2O、ポイントサービス、モバイル会員証といったサービスで活用が可能だ。最近は、工場の所在管理などでも利用されているという。
ソニックムーブは、会員管理・ポイントシステムやPOSシステムのデータを、コミュニケーションサービス「LINE」と連携させた、「COMSBI for Retail」を紹介した。企業は、会員証の表示、クーポン発行、予約などを8,000万を超えるユーザーが利用するLINE上で実現可能だ。
ユニエイムは、事前オーダー機能、テーブルオーダー機能、テイクアウト機能などを提供できるセルフオーダー / セルフレジ「CASHIER」を紹介した。モバイルを活用した事前オーダーやテーブルオーダーは市場の関心も高まってきている。
VOYAGE MARKETINGは、デジタルギフト「デジコ」を紹介した。Amazonギフト券やiTuneギフト、PeXポイントギフトなどのデジタルギフトを、1円単位から最短当日発行でき、企業のキャンペーンやイベント謝礼などのプロモーションに活用できるという。
ジオロジックは、LINEミニアプリを利用した来店予約システム「@予約」(アッと予約)を紹介した。「@予約」は、来店予約のWeb入力フォームをミニアプリで置き換えるサービスだ。QRコードやNFCを活用してLINEのユーザー登録情報を引き出し、個人情報をスマホで入力する手間を大幅に削減するそうだ。
TIプランニングのブースでは、カード決済の事例や動向を凝縮した無料の啓蒙書「カード決済&リテールサービスの強化書2020」を配布している。
なお、同展示会では、オンラインの商談システムによる打ち合わせも行われている。