2020年10月7日7:38
LINE Payは、LINEのAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」が提供するAI技術との連携により、金融機関向けに、銀行口座保有者の継続的な顧客管理としての確認を「LINE」上で可能にすると発表した。2021年夏頃をめどにサービスを開始する予定だ。
LINE PayとLINE CLOVAは、「LINE Pay」のオンライン本人確認(e-KYC)サービスなどを応用し、継続的な顧客確認をLINE公式アカウント上で実施できる仕組みを提供する。具体的には、LINE Payが金融機関から委託を受けて対象顧客に対する本人確認依頼の通知、トーク画面内での本人確認を行い、通知や本人確認の結果を金融機関へフィードバックするという。トークのやりとりや本人確認は「LINE CLOVA」が提供するAI技術等により実現する。
なお、この同手続き内での本人確認前に、金融機関のインターネットバンキングログインなどを用いた本人認証も併せて行うことで、なりすまし犯罪などの防止策とする予定だ。口座保有者の継続的な顧客確認を完全にオンライン化するそうだ。
また、金融機関は、同手続きをきっかけに開設したLINE公式アカウントを用いて、本人確認後の顧客への金融商品のご案内や住所変更などの諸手続きを「LINE」で行うことも可能になり、バックヤード業務の効率化や、プロモーションの最適化にも活用できるとしている。