ネット・リアル融合の「デジタル・ラボ」を関西エリア初導入(青山商事)

2020年6月23日12:00

青山商事は、ネットとリアルの融合システム「デジタル・ラボ」を、「洋服の青山」の「リンクスウメダ店」・「心斎橋店」・「京都河原町店」・「三宮店」の4店舗に導入し、2020年6月24日から順次運用を開始した。「デジタル・ラボ」の関西エリアへの導入は今回が初めてで、これにより導入店舗数は「洋服の青山」で31店舗となる。

「デジタル・ラボ」(青山商事)

「デジタル・ラボ」は、ネットの在庫数とリアル店舗の接客サービスの両メリットを最大限に生かしたシステムだ。導入店の店内には、同社のECサイトと連動するタッチパネル式の大型サイネージやタブレット端末を複数設置し、来店客はこれらの端末を通して、ECサイト上にある約1,000万点以上の在庫から好みの商品を選ぶことができる。同社のECサイトは店在庫とも連動しているため、「デジタル・ラボ」の導入店では「洋服の青山」全795店舗にあるすべての在庫を確認することが可能となる。

利用者は店在庫をゲージ見本として試着や採寸を行うため、実際の商品の色柄や着心地などを確認した上で購入することができる。また、商品は自宅に配送となるため、購入後は手ぶらで帰ることができ、後日店に商品を引き取りに行く手間も不要となる。

「デジタル・ラボ」の導入店では、同じ色柄のスーツをサイズ別で保有する必要がなく、限られたスペースで多くの種類を陳列できることから、現在は主に都市部の売場面積100坪未満の狭小店を中心に導入している。今回の導入店の中でも狭小店である心斎橋店は、これまで通り品揃え不足を補うことを目的に導入する。その他の3店舗(リンクスウメダ店・京都河原町店・三宮店)については、同システムを導入することでスーツ売場の一部を縮小し、現在強化しているオーダースーツコーナー・ビジカジ商品・レディス商品などを拡充することで、多様化するビジネススタイルに対応した魅力ある売場を目指す。

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