NTTドコモのdポイントや金融・決済は順調に成長、デジタル口座など領域拡大へ(2020年度決算発表)

2021年5月13日9:55

NTTドコモは、2021年5月12日に2020年度の決算説明会を開催した。「dポイントクラブ」の状況、金融・決済サービスの取扱高、三菱UFJ銀行とのデジタル口座サービス展開などについて紹介する。

2020年度の決算について説明するNTTドコモ 代表取締役社長 井伊基之氏

2020年度は増収増益に

NTTドコモの2020年度の決算概況として、営業収益は739億円増の4兆7,252円、営業利益は586億円増の9,132億円と、増収増益となった。株主に帰属する同期利益は6,290億円。

セグメント別の営業利益として、通信事業の営業収益は3兆6,843億円(27億円減)、営業利益は7,211億円(146億円増)、スマートライフ領域の営業収益は1兆815億円(829億円増)、営業利益は1,921億円(440億円増)となっている。

2021年の業績予想については、営業収益は4兆7,900億円、営業利益は9,200億円と増収増益を目指す。

dポイントは外部加盟店で+45%の伸び

2020年度の主なオペレーション指標として、dポイントクラブは8,195万会員となり、2019年度と比較して9%増となった。NTTドコモ 代表取締役社長 井伊基之氏は「日本最大級のポイントプログラムとして順調に拡大を続けています」と説明する。またdポイントカード会員数は5,078万会員となり、2019年度比で+17%となっている。

dポイント利用は、2,493億ポイントとなり、2019年度比で+25%、提携先での利用は1,760億ポイントとなり、2019年度比で+45%と、外部加盟店で拡大したことが見て取れる。

d払い取扱高は前年度から2倍の伸びを示す
デジタル口座サービスなど決済を起点とした顧客接点強化・領域を拡大へ

スマートライフ領域として、金融・決済サービスを展開。金融・決済取扱高は、dカード、iD、d払い、ダイレクトキャリアビリング、ドコモ払いの取扱高の延べ金額となる。

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