2021年6月1日7:10
メドピアとクレディセゾンは、2021年5月31日に業務提携契約を締結し、在宅医療領域における共同事業を 2021 年秋頃に開始することを決定したと発表した。
メドピアグループは、医師12.5万人(国内医師の約 4 割)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を基盤とした「集合知プラットフォーム」、健康増進・予防などを企業及び消費者に提供する「予防医療プラットフォーム」、そして、医療機関と患者を繋げる「プライマリケアプラットフォーム」を展開している。
「集合知プラットフォーム」では、医師専用サイト「MedPeer」、薬剤師専用サイト「ヤクメド」を運営しており、医薬品の口コミや症例相談、調剤事例などのテーマで医師同士・薬剤師同士が経験やナレッジを共有している。同プラットフォームを活用し、医薬品のマーケティングや疾患啓発をサポートしていく。
「予防医療プラットフォーム」では、健康増進・予防領域において医師をはじめとした専門家ネットワークを活用し、産業保健支援サービス「first call」や、パートナー企業と共同で運営するスマートフォンアプリを通したライフログの集積によるライフログプラットフォーム事業を展開している。
「プライマリケアプラットフォーム」では、テクノロジーで患者と医療従事者を繋ぎ、クリニックから薬局までを一気通貫でサポートしている。
クレディセゾンでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって外来患者が減少するなど事業経営に影響を受けた医療事業者、介護事業者、調剤薬局などの資金繰りを支援する「セゾンの診療・介護・調剤報酬ファクタリング(早期資金化サービス)」の提供や、子会社「セゾンパーソナルプラス」傘下の「一般社団法人シニアライフよろず相談室」を通じて、高齢者の入院・施設入所時における身元保証など、シニアの相談に多い“おひとりさまの老後のお悩み”解決と、老後の安心をサポートする「セゾンの身元保証」の提供を開始するなど、介護・医療領域における事業・サービスを展開している。今回、メドピアが保有するヘルスケア領域におけるプラットフォーム構築ノウハウと、クレディセゾンがこれまでペイメント、ファイナンス事業で培ってきたノウハウ、ネットワークを相互活用することで、インターネットとリアルを融合した新たな事業を展開し、「IT×在宅医療」を軸としたプラットフォームの創出を図っていきたいとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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