2011年1月20日12:42
ラックは2011年1月20日、スマートフォンのセキュリティならびにスマートフォンを活用したサービスなどに対する脅威を研究し、セキュリティ対策を支援することで安全な普及を図るため、「スマートフォンセキュリティ研究所(SSL:Smartphone Security Laboratory)」を開設すると発表した。
スマートフォン、特にAndroid携帯電話は、オープンなプラットフォーム環境による自由度の高さから、急速に普及することが予想される。その反面、Android用アプリケーションでは、市場に流通する前のセキュリティ審査も十分でなく、米国の調査によると2割以上のアプリケーションにセキュリティ上の危険性が存在するという調査結果もあるため、企業がスマートフォンの導入を躊躇し、利用の促進が適切に行われない可能性があるとラックでは懸念している。
同社では、安全なアプリケーションの開発プロセスの確立や、その利用方法を検討していくこと、さらにはアプリケーションの安全が満たされているかどうかの確認が最低限必要であると考える。そのためSSLは、まず始めにKDDIのビジネス向けアプリケーションを紹介する
「Business App NAVI」上のアプリケーションの設計上の問題点や仕組みを点検することで、安全性を高める取り組みをスタート。Business AppNAVIでは2011年1月末よりAndroidアプリケーションの紹介を開始する予定だ。