2011年2月1日9:00
全米預金残高5位のU.S. Bankの第4四半期の利益は9.74億ドルとなった。収益は前年同期比7.9%伸びて過去最高の47億ドルを記録した。
2010年を通してみると、最終利益は33.17億ドルで前年対比50.4%という飛躍的な伸びとなった。
この好成績のひとつはクレジットカードだった。新規クレジットカード融資額は20億ドル。期末残高は164億ドルで、前年対比9.8%増やしている。
決済関連の手数料収入も大きく貢献した。クレジットカードとデビットカード収入は2010年に3.4%アップして10.91億ドルになった。
法人決済は前年対比6.1%増の7.1億ドル。加盟店サービス収入は9.1%の伸びで12.53億ドルとなった。
U.S. Bankはリーマンショック後、メガバンクが不良債権にあえぐ中、イノベーションをテーマにモバイル決済や非接触決済など積極的に取組んでいた。その成果が現れたのだろう。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。