2011年3月9日9:00
つぎのオリンピックは、2012年、ロンドンで開かれる。
それにあわせて、ロンドンをはじめ英国では、世界各国からの観光客をスピーディに誘導できるよう、交通機関やショッピングの決済インフラを整備している。
ロンドン交通局は、改札のスピードをあげるため、日本のSuicaと同じ非接触カード「オイスターカード」を発行している。
普通ならこれを外国人観光客にも使わせようと考えるだろう。しかし、ロンドン交通局は2012年末までに改札機すべてをアップグレードし、VisaやMasterCard、Amexの非接触カードも使えるようにする。
ロンドン地下鉄だけでなく、バス、鉄道など交通機関のほとんどで非接触決済ができるようになるのだ。
ロンドンバスの非接触決済はオリンピックに間に合わせるという。
ロンドンというメトロポリタンが、世界初の非接触決済都市をめざし、主体的に非接触決済の国際標準化を推進する。その姿勢は実に美しい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。