2022年12月19日19:46
Mastercardは、コストコホールセールジャパンと共同で、2022年12月19日~12月25日まで、全国のコストコ倉庫店にてMastercardタッチ決済の利用1回につき1本の植樹を行うキャンペーンを開始した。この新たなキャンペーンの取り組みは、2025年までに1億本の木を復元することを目標に、企業の持続可能な取り組みに集団行動を促すグローバルプログラム「Priceless Planet コアリション」を通じて、世界の森林再生に貢献するための共同イニシアティブとして結成された。同キャンペーン期間中に10万本の植樹達成を目指す。
Mastercardは、気候科学と森林再生の専門家であるコンサベーション・インターナショナルとワールド・リソーシズ・インスティチュートと協力し、消費者、金融機関、加盟店、都市の環境に対する取り組みを束ねる「Priceless Planet コアリション」を2020年1月に発足している。現在、同連合は、世界各地で18の修復プロジェクトを実施し、同連合の気候、地域社会、生物多様性へのコミットメントを最大限に高めているそうだ。
Priceless Planet コアリションでは、森林再生パートナーであるコンサベーション・インターナショナルとワールド・リソーシズ・インスティチュートの指導のもと、科学に基づくベストプラクティスを用いて、新しいプロジェクト場所の特定、適切な樹種の選択、継続的なモニタリングを通じた長期的な森林の健全性の維持をするとともに、地域社会への経済的機会を提供している。
また、Mastercardは、Mastercard カーボン・カリキュレーターなどの持続可能なイニシアティブを継続的に実施している。スウェーデンのフィンテック企業Doconomyと共同で開発した同カーボン・カリキュレーターは、銀行やフィンテック企業が自社のデジタル製品に二酸化炭素排出量の測定機能を組み込むことで、顧客がすべての購入品につき推定される二酸化炭素排出量を確認できるようにするものだ。さまざまな支出カテゴリーに渡り計測されたユーザーの二酸化炭素排出量が月次で報告されるため、自分たちがどの項目に大きな影響を与えているのかを理解し、自分たちの行動を少し変えることで、効果的な変化に貢献することができるという。
Mastercardは、2040年までにネットゼロの目標達成を加速させ、最近では報酬モデルの対象を全従業員に拡大し、環境、社会、ガバナンス(ESG)の3つの優先事項に連動させるという。さらに、MastercardのGlobal Sustainability Innovation Labを通じて、より持続可能な商取引を可能にするプロダクトや、利用者がより環境に配慮したソリューションを世界中の消費者に提供できるようなサービスの開発に引き続き取り組むそうだ。